現役バスガイドの旅

修学旅行の思い出

バスガイドの絵

こんばんは!Runa旅です。

今日は今年の思い出に残る沖縄修学旅行のお話をいたします。1年のうち春と秋に増えてくる仕事の1つが“修学旅行”でございます。修学旅行といえば学生さんにとってとても印象に残るものです。Runa旅は修学旅行のバスガイドさんに憧れてバスガイドになりました。この話はまた別の機会にお話しします!

バスガイドって何するの?という方は『バスガイドの仕事』を合わせてお読みください。

それでは早速、本題に入って参ります。

まず、修学旅行の時期はいわゆる繁忙期の真っ只中に行われることが多くあります。観光バスもバスガイドも足りない時期とかぶっております…。その為、バスガイドの減少により修学旅行の全ての日程をご一緒できないことも多くございます。色々な場所でバスガイドをしてまいりましたが、九州は基本的に全行程ご一緒できることが多くあります。しかし、関西や沖縄のバス会社での乗務の時には一部行程のみということも多くあります。

それでは早速、今年1番思い出に残っている修学旅行のお話をいたします。今回の学生さんも5日間の修学旅行初日と2日目のみご一緒する事になっておりました。とても大きな学校さんで観光バスの台数も12台!!今日の学生さんはどんな雰囲気かな〜と考えつつ那覇空港でお迎えしました。今年も沖縄のバス会社さんからご相談いただき、飛行機に乗って沖縄でもバスガイドをして参りました。

バスへご案内する間も生徒さんとお話をしながら歩いておりました。今回も最初に話題になりましたのが方言のことになります。Runa旅は方言がとても強いんです…。入社まもなくの時には教官からかなり怒られておりました。バスガイドは基本標準語でお話しするように教育を受けます。今となっては方言は強みと思うことにしております。

「沖縄にせっかくきて頂いたのにバスガイド不足のため沖縄営業所に出張に来ております。精一杯ご案内させて頂きます。よろしくお願いいたします」と申しましたら先生からも生徒さんからも「方言かわいい!!」「得した気分!!」とおっしゃって頂きました。本当に心がほっこりしました。

生徒さんたちはとてもよくご案内を聞いてくださり、とても楽しい2日間になりました。

1日目の宿泊地到着前には生徒さんから“島人ぬ宝”をリクエストしていただきました。最近は歌わないバスガイドさんも多くなりました。その中でも、私は歌が好きなのでその土地に合わせて歌わせて頂いております。そしてもちろん、博多弁とうちなーぐちも交えてお話ししていきます。博多弁もバッチリマスターしていただきました。

2日目のお別れの際、生徒さんたちから「また会いたい!!」「明日もRuna旅がいい!!」と言っていただき久しぶりに後ろ髪惹かれるお別れをしました。その後仲良しのお姉さんガイドさんが3日目から最終日まで引き継いでくださいました。そして私は飛行機で沖縄を後にしたのです。修学旅行最終日、ご縁なのか別の団体さんのお仕事で再び来沖しました。担当した団体さんを空港にお送りしまして会社に戻ると引き継いでくださったお姉さんガイドさんからお電話を頂きました。生徒さんたちが「最後に会いたかったとすごく残念そうにしていたよ」と。それを聞きまして急遽バス会社に許可を取りお見送りに行く事にしたんです!

お姉さんガイドさんと空港で待ち合わせをしまして生徒さんたちの待機場所で再会することができました!最初の2日間のみご一緒しましたが先生も生徒さんも私のいなかった3日間のお話をして頂きました。もしかして会えるかもとお揃いのお土産を購入していたらしく生徒さんたちみんなとお揃いのキーホルダーとヘアアクセサリーを頂きました。そしてまたまた空港のロビーで“島人ぬ宝”を周りの方の邪魔にならないよう控えめに歌ってお見送りしました。

バスガイドは旅のお供ということでお客様の旅の数日ご一緒しお客様のご旅行に花をそえつつ安全管理が仕事です。ほんの数日の出会いであるにも関わらず、思い出の中に刻んでくださることが本当に嬉しかった出来事でした。

お客様の笑顔や言葉、それがバスガイドのやりがいになりますね。

長くなりましたがこの度も最後までお読み頂きありがとうございます。

コメントを残す