現役バスガイドの旅

日田祇園祭 2025 ~九州の小京都で出会う、夏の華やぎ

日田祇園 日田祇園祭

皆様こんにちは!Runa旅です。

本日は、大分県の日田市へとご案内いたします。

ここ日田は“九州の小京都”と呼ばれる風情ある街並みが残されております。そして、夏になりますと華やかな「日田祇園祭」が開催されます。

今回は2025年の開催情報にくわえ、祭りの歴史やおすすめの観光ポイントをご紹介いたします。


【2025年の日程】見逃せない二つの見どころ!

まず、今年の開催スケジュールをご紹介します。

●7月20日(日)18:30〜

JR日田駅前にて

→「日田祇園山鉾集団顔見世」が開催!

高さ8mの山鉾がずらりと並び、夜の街を照らす幻想的な光景が楽しめます。

⚫︎7月26日(土)・27日(日)

→豆田・隈・竹田の各地区を山鉾が巡航する本祭。

昼は絢爛、夜は幻想。まさに動く美術館のような山鉾たちが町中を練り歩きます。


晩山の集結!「顔見世」ってなに?

7月20日の「顔見世」は、山鉾が一堂に解する特別な夜でございます。

JR日田駅前に9基の山鉾が提灯を灯して集まります。そして、祇園囃子が響く中ゆったりと巡行いたします。

この幻想的な光景は、カメラを片手に訪れるファンも多くいらっしゃいます。

熱気あふれる本祭

そして日田祇園の本番は、7月26日・27日に行われます。

豆田・隈・竹田の各地区でそれぞれの山鉾が巡行いたします。

山鉾巡行ではそれぞれの地域が持つ山鉾の装飾や形状をご覧いただくことができます。そしてもうひとつ、お囃子の音色が異なるのも楽しみにひとつでございます。日中は豪華絢爛。夜の提灯が灯る姿は、ため息が出るほど美しいものでございます。

日田祇園祭のルーツと魅力

それでは、ここからは少し歴史のお話をして参りましょう。

日田祇園祭の始まりは江戸時代中期と言われております。

幕府直轄の天領・日田として、政治・経済の中心を担う一面を持っておりました。また、九州全体を統括する「西国筋郡代」が置かれ、商人や職人が集まり街は大変な賑わいを見せておりました。

そんな中で、疫病の流行や災害を鎮めるため京の祇園信仰を取り入れ始まったのが日田祇園祭でございます。

やがて、町人たちの誇りや技術の象徴として豪華絢爛な山鉾が登場しました。金箔・漆・極彩色の彫刻が施された姿はまさに江戸の粋でございます。

この山鉾は現在でも地元の方々により一から組み立てが行われております。地域に根ざした文化が、300年もの間大切に受け継がれております。

そして、2016年には全国33の「山・鉾・屋台行事」とともにユネスコ無形文化遺産に登録されております。

日田の楽しみ方もいろいろ!

まず、日田の歴史を感じたい方に足を運んでいただきたいのは豆田町でございます。白壁の街並みや古民家カフェ、雑貨屋さんが並ぶ風情ある通りを歩いてみてください。その途中に鼻をくすぐるのが日田の名物でもある鰻の香ばしい香りです。日田グルメには「ひつまぶし」がございます。豆田町にも創業100年を超える鰻屋さんも多く、夏の滋養にぴったりのグルメでございます。

散策を楽しんだ後には三隈川沿いの日田温泉がおすすめです。川のせせらぎを聞きながらゆっくりと疲れを取るのもいいですよね。

最後に

ぜひこの夏は日田祇園祭へと出掛けてみるのはいかがでしょうか?

7月20日・26日・27日は交通規制がございますので公共交通機関でのお出かけがおすすめです。山鉾の進行に合わせて街歩きをする際は、ぜひ事前の公式情報のチェックをお勧めいたします。

日田市公式観光ページはこちら

また、日田市は毎年暑いことでも知られております。こまめな水分補給で楽しい観光をお楽しみくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメントを残す