こんにちは! Runa旅でございます。
先日は温泉マークの発祥説についてお話ししました。今回は意外と知られていない旅館の“お着き菓子”についてお話しいたします。
温泉マークの発祥説については『冬はやっぱり温泉!』を合わせてご覧ください。
旅館さんに到着するとラウンジやお部屋で提供されるお菓子。最近では「ウェルカムスイーツ」と呼ばれることも増えております。日本では古くから「お着き菓子」と言われております。部屋に置いてあるお菓子、ついつい手が伸びてしまう方も多いと思います。
では、このお菓子にはどのような意味が込められているのでしょうか。
お着き菓子には大きく2つの意味がございます。
⭐︎旅の疲れを癒す
起源ははっきりとしませんが、遠くから訪れた旅人の疲れを癒すために甘いものを提供したと言われております。
⭐︎カロリーと水分補給
お客様は1日中移動や観光を楽しまれ、宿泊先に到着される頃には小腹も空き血糖値の下がっている状態ということも多いそうです。血糖値が下がったまま温かい温泉へお入りになると立ちくらみや貧血など具合が悪くなってしまう危険がございます。
そこで、糖分を含んだお着き菓子で小腹を満たしておくことでカロリー補給し入浴の準備となるのです。せっかくの楽しい旅行、楽しく癒されてほしいという旅館からのおもてなしなんです。
なにげなく頂いていたお着き菓子には素敵な意味があったのですね。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。