現役バスガイドの旅

鏡開きは何するの?〜鏡餅とは?〜

鏡餅 

こんにちは!Runa旅です。

新年を迎え、お供えしてある鏡餅。そもそもなんで飾ってあるの?いつ食べるの?素朴な疑問が湧いてきます。鏡開きは一年をより良い年にするための大切な行事です。

それでは一つずつ紐解いていきましょう。

鏡餅とは?

鏡餅はお正月にお迎えする年神様の“依代”となるものです。お正月というのは新年の神様“年神様”をお迎えし、おもてなし、お見送りをするための行事になります。

日本全国さまざまな鏡餅の形態がありますが、大小の丸餅を2つ重ねというのが主流になっています。2つの丸餅は陰と陽、月と日を示しております。福徳が重なり縁起がいいと考えられております。

『餅鏡』という言葉は平安時代から使われていたと伝えられております。当時、鏡は大変貴重なものとされており不思議な存在として認知されておりました。その鏡へ心を写すことで年神様にお越しいただけると考えられておりました。そこで鏡といえば丸い形をしております。そこでお餅をお供えするという文化が生まれたのです。それがいつからか“鏡餅”と呼ばれるようになり今日に伝えられております。

鏡餅の基本の飾り方

鏡餅は時代や地域によって特徴は異なりますが、今回は基本の飾り方をお話しします。

一般的に12月13日正月準備の煤払い(大掃除)から年神様をお見返する準備が始まります。そして、縁起が良いとされる12月28日にお餅をつき、正月飾りが飾られます。門前に飾る門松は年神様の道しるべ。依代となる鏡餅は床間等に飾ります。

鏡餅を飾る際には白木台の上に和紙を敷きます。これは上=神に通じており神様に通じる結界を示しております。その上に裏白(長命を象徴する)の葉を裏返しに敷きます。そして、ゆずり葉(子孫繁栄)を敷きお餅を置きます。

お餅の上には昆布(喜ぶ)をたらし、橙(代々長く続くよう)を飾ります。一緒に飾ります串柿(2・6・2を一串に刺し、ニコニコ睦まじく)を用意します。

それではいよいよ次回、『鏡開きは何をするの?〜由来と楽しみ方〜』についてお話ししていきます。

今回も最後までお読み頂きありがとうございます。

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